アフリカビジネスを考えるブログ

ひとまず養鶏場やってます。ガーナの食文化を豊かに。

【アフリカビジネス】「腐る程ある」と酷評されたアイデアがアフリカにないシンプルな理由

こんにちは!スティーブです。
先日、アフリカビジネスについて考える会に参加してまいりました。
たくさんのアイデアが出て来て、面白そうだなと思っていると専門家の方がピシャリ。
「そんなアイデアは腐る程ある」
盛り上がっていた空気が冷たくなったのを全員が感じたはずです。
その腐る程あるアイデアが実現していないのは、至極単純なのでした。

1.腐る程あるビジネスアイデア例

腐る程あると言われたアイデアを紹介します。

・アフリカでフェス
フェスってみんな好きですよね。僕も好きですし、たくさん人が集まれば大きなお金を産みそうです。アフリカの音楽とも親和性が良さそうです。

・難民の身元保証する。
何も持たずに逃げる人が多く、身元を保証することができないという問題。

・かき氷
アフリカって暑いイメージありますものね。ウケそうですよね。。

・ユニークな野菜の栽培
色々あるよね。。。


2.未だ需要がないから当たり前な理由

 アフリカに行ったことがない人が大半の日本では、現地の人が何を求めているのか考えるのは非常に難しいと思います。感覚があまりにも違います。なので的外れなものになりがちです。フェスなんかより、インフラだったり食べ物だったり生きることに関わる、根本に近いことが先に欲しいに決まっています。娯楽にお金を使うほど、経済的に豊かではありません。

 「腐る程ある」アイデアが実現しないのは、現地に未だ需要がないからです。何年、何十年と先の話だと思います。市場ができるのを待つか、自分で作るしかありません。


僕もどんなものがいいのか、それこそ腐る程のアイデアを考えています。
ただ思うのは、ただでさえアフリカでアフリカ人とビジネスをするのですから、
複雑なビジネスではなく、シンプルなものがうまくいくのだろうなと思います。

ケニアでひたすらナッツを作った佐藤芳之さんとか、本当に尊敬します。
本、読み返すことにします。

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最近始めたきのこ栽培。地味に売れてるのよ。

歩き続ければ、大丈夫。---アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙