アフリカビジネスを考えるブログ

ひとまず養鶏場やってます。ガーナの食文化を豊かに。

【BOPビジネス】40億人のためのビジネスアイデアを考えてみよう!

こんにちは。

スティーブです!

 

先日こんなビジネスコンテストを見つけました!

40億人のためのビジネスアイデアコンテスト

これはいわゆるBOPビジネスってやつを考えましょうってことになると思います。

BOPビジネスとは何か??特徴などをまとめます。

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ガーナ 小遣い頂戴と車に張り付く女の子

目次

  1. 世界はまだまだ貧しい??

  2. BOPビジネスをやる理由

  3. BOPビジネスの要件

  4. BOPビジネスの私的なんちゃってアイデア

1. 世界はまだまだ貧しい?

私達が日本にいると貧困を身近に感じないと思います。日本で言う貧困はやりたいことをやる金がないということで、生活レベルを落とせば生きていく分には困りません。

ただ世界をみると事情は異なります。

年間所得3000ドル以下で暮らす人が40億人はいる。

この層は経済ピラミッドの基盤部分(下)となっていることから、BOP(Base of Economic Pyramid)と呼ばれます。この層は世界の人口の7割とも。そしてBOP層をターゲットにしたビジネスをBOPビジネスと言います。

アフリカなどは人口の9割がBOP層であるため、

BOPビジネスに取り組む=アフリカと向き合うという必要があると思います。

2.BOPビジネスのメリット

かくいう私もガーナに養鶏場を作ろうと取り組んでいます。さて、BOPビジネスにはどんなメリットかあるのでしょうか??

簡単に言うと

・BOP層はひとりの購買力は小さいが圧倒的な数を占めている

・経済成長に伴って所得が増えればいずれ膨大なボリュームゾーンとなるはず。 

つまり将来的に世界で市場をシェアしたければ、早い段階から貧困層向けのビジネスを、開始すべきなのです!

3.BOPビジネスに求められる6要素

BOPビジネスで求めれる要素は先進国のそれとは異なります!6つ、順番に紹介いたします。

①買える価格か?

まずBOP層がそれを買えるか?という問題。現地の人の財布を考えなければどんなに良い商品も意味がない。販売可能な価格を設定しなくてはならないのです。

あるいは流通しているコインや紙幣1枚で買える、というのも重要な目安となります!

代表として味の素は世界各国でこれを基準にしているとか。

②頑丈か

先進国のように屋根があって、空調が行き届いている環境で使用されることはあまり無いでしょう。精密機器は温度や湿度、ホコリに強い必要ありです。

また、現地人の生活、使い方で求められるものは異なります。乱暴に使って壊れることもあります。実態にあっているかという目線は必要。

③アクセス

購買力がある程度あっても、手近になければ意味がない。アクセスを改善することも非常に重要なんです!

物流の改善もあるが、味の素やヤクルトは現地で自前の販売員を雇い販売網を作り上げたりしている。これだけでなく、既存の流通に乗せるとかもあり。公共機関のキャンペーンに便乗するのも有効。

④使いやすさ

機能や、デザインが適当か?良い商品も分厚い説明書が必要では、意味がない。簡単に間違いなく操作できるデザインであると良い。

⑤環境への配慮

包装やビニル袋がそのまま捨てられ、家畜が食べてしまうとか、二酸化炭素排出、ゴミ処理のコストとか。

⑥文化への配慮

大衆をターゲットとするのであれば、その文化に自然に溶け込まなくてはいけません。

代表的なのは、ハラルでしょうか。さらに細かいことをいうと商品パッケージの人物の肌の色、服装も考える必要がある

4. BOPビジネスの私的なんちゃってアイデア

こんなのあったらいいんじゃないかと、見聞きしたものやふと思ったアイデアをまとめて列挙してみます。こんなのアイデアに価値はなくって、やらなければ意味がないので。

 ・農業をやる。手堅い。所得が高くなれば肉や卵のタンパク質に食事がシフトする。長い目で、付加価値のあるうまい肉とかを作れれば現地でブランド化できそう。

・農業コンサル。現地の農業は石器時代レベルのところもある。JICAとかにばる。

・農業用の道具普及。石器時代。現地人は手袋とかしないイメージ。

・化粧品。黒人向けの化粧品は需要高い?

・オートネイルを持って行ってネイル事業。機械持って行けばオーケー。やはり女性は美しい方が良い。

ふりかけに栄養素を入れて栄養不足を解決。スープとかに入れる。

 ・トレーニングジム。健康増進。アスリート創出。ほんとか?笑

 

うーんすみません普通ですね!こないだ会ったアフリカで事業したいおば様は温泉作りたいって言ってた。良いですよね夢あって!それくらい壮大に行きたいもんですね。アフリカに音楽事務所作ってアイドル作るとか楽しそう。まだ早いなまだ。

 

一捻りすること、かつ、実現可能なことがBOPビジネスで重要だと思います!

いわゆるMVP(Minimal Viable Product)ってやつですわ。

さてさてもう一回これ読んでアフリカについて再考しますかね。すごい良い本!

ありがとうございました!

 

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