アフリカビジネスを考えるブログ

ひとまず養鶏場やってます。ガーナの食文化を豊かに。

鶏納品早まる!ドタバタ準備がアフリカビジネス感があって楽しいですね!

 

こんにちは!かわじりです。

実は先日、ガーナで鶏を発注完了しました!
で、すっかりそのことを書きそびれておりましたー!
その後、順調にいけば9月末にピヨピヨちゃんたちが納品という話だったのですが、
どういうわけか10月23日に入ってくるという連絡(今思えばやけに具体的笑)
それで、そうかーアフリカっぽいなーと呑気に考えていたら急転、
業者から準備できたから届けるねと急に!!えーこっちも受け入れる準備できてないよ!!!それは無理と遅らせてます。

生き物を扱うということはそういうことなんだね、とパートナーと話しました。先方に悪気はないはず。。。急いで準備したのでその模様をお伝えいたします。

1.雛を病気から守るべく薬散布

一番怖いのは雛の全滅です。これが起きたらちゃんちゃん、また来年頑張りましょう、です。でもそれは本当に嫌なのでその対策だけはしっかりと。
そこで今回はこいつを散布します。

"Quincide" 

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 ...この赤い液体!グーグルで検索してもCoincide しか出てきません。
よくわからんので、パートナーにどんな病気に効くかを聞きましたが回答は
「A lot of viral diseases that attack poultry」
次に
「Just read its label」
うーん、なるほどいろんなバクテリアとかカビとかを防げることはわかった!!
個々の病気についてはガーナの専門家に教えてもらいながら進めることにして、スプレーで散布!
薬が120ガーナセディ、スプレーマシンが70ガーナセディでございました!

f:id:Stevek:20171009223958j:plainしかしなんでもバイクで運ぶよねホントに。。。

f:id:Stevek:20171009222555j:plain注入!!!

2.おがくず敷いて、ビニルを貼る

次は鶏舎内の整備です。まずおがくずを敷きました!!
たくさんフンもするのでそれらを分解するためだったり、
雛のうちは水分が多いので湿度を高くしてあげないと弱っちゃうんです。
あとやっぱ床が柔らかくないと、ね!笑 大きくなるまでは神経使います。

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こんな感じです!結構な量ですな。。。

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ならしたら結構綺麗!!

おがくずはタダですが、それを運ぶのに60ガーナセディかかりました。

あと私たちの鶏舎は2部屋に分かれております!これをブラックビニルで仕切りました。これはなぜかというと、鶏舎内を温めるためです!
ピヨピヨがちゃんと大きくなるまで気を抜けない、非常に大事なことなのです!!

f:id:Stevek:20171009225142j:plainえらい大掛かりに見えますなー!

えーと、これはいくらかかったかはわかりません笑 かなり安いと思われます。

3.専門家のためのマットレス 

はい、これは僕達に新しく協力してくれることになった、ガーナ人養鶏専門家がいるのですが、彼から例のごとく、事務所として建てられた建物に住みたいと申し出がありまして。確かに必要な書類とかはパートナーが家で保管しているので、事務所は事務所として機能しておらず、空だったのです。せいぜい物置でした。夜勤のガードマンも働いてもらう時に事務所に住みたいといい、今回も。。。私たちの養鶏場は住居も提供する優良企業を目指しています!!笑

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結構ふかふかなのである。

とりあえず彼は妻と引っ越してくるそうです!
まあ確かに職場に近いほうがいいでしょう。鶏舎の隣なら寝坊もしないでしょう。
彼の協力も養鶏を進める上で必要不可欠なので、もうノーチョイス、空いてるなら住めば?事務所は必要ならまた建てようぜ、とOKにしました。ということでマットレス購入。380ガーナセディでした。

彼らがいることで養鶏場が回るし、彼らの働きやすい環境を作ることが信頼構築に繋がるでしょう!と、信じてやっていくしかないですね!

と、ドタバタな感じですがいよいよひよこが入ってくるのです!もう何があっても楽しむしかないですね!ひよこの様子はまた書きますー!!

かわじり

アフリカに行く前は最高にワクワクする

こんにちは!

ガーナでの養鶏場準備を着々と進めております!
アフリカに行く前が最高にワクワクします。もう妄想が止まりません。

例えば、

きちんと卵は売れるだろうか?
卵を販売するためのキオスクでも作ろうか?
それをチェーン展開させようか?
そこで唐揚げでも作って打ったら面白いかな?
飼育用のトウモロコシでも育てようか?
サイドビジネスのきのこやうさぎをどう展開して行こうか?
カカオ農家でも行ってみようか?
キックボクシングのミットとグローブを持って行ってガーナでやってみようか?
ガーナで買った布をポーチやトートバッグにして持って行こうか?
きき湯を持って行って風呂でも作ろうか?
トライサイクルを買って、配達事業でも始めようか?
ガーナの日本企業を訪ねてみようか?
働くガーナ人を写真におさめて、写真集でも作ろうか?
日本食の試食とヒアリングでもやろうか?
ガーナの子供達はどんな夢を見るのだろうか?
求められていることはなんだろうか?
今後5年、10年はどんなことをやってみようか?


・・・こんなことを考えていると、血の流れが速くなるのを感じてドキドキワクワクしてきます。「日本でそんなこと無理でしょ?」と思えるようなことができてしまう気がします。

キオスクも、ガーナで始めたらそのコストは数十万。2店舗3店舗と持つことは全然夢ではありません。調子良ければ数百店舗にまで増やしたい。その時は卵の増産とか物流とか考えないといけませんが・・・。
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キオスク。こんな感じで卵の直売でもやろうと思います。


そんなことをパートナーに伝えては、調査してもらったりしています。
焦りからか、僕が思ったより進みはゆっくりです。
でも着実に、大きなトラブルなく順調に情報が集めてくれます。
その情報を元に事業の未来を考えています。

次に行くのは3月ですが、今から本当に楽しみです。

かわじり

【アフリカビジネス】「腐る程ある」と酷評されたアイデアがアフリカにないシンプルな理由

こんにちは!スティーブです。
先日、アフリカビジネスについて考える会に参加してまいりました。
たくさんのアイデアが出て来て、面白そうだなと思っていると専門家の方がピシャリ。
「そんなアイデアは腐る程ある」
盛り上がっていた空気が冷たくなったのを全員が感じたはずです。
その腐る程あるアイデアが実現していないのは、至極単純なのでした。

1.腐る程あるビジネスアイデア例

腐る程あると言われたアイデアを紹介します。

・アフリカでフェス
フェスってみんな好きですよね。僕も好きですし、たくさん人が集まれば大きなお金を産みそうです。アフリカの音楽とも親和性が良さそうです。

・難民の身元保証する。
何も持たずに逃げる人が多く、身元を保証することができないという問題。

・かき氷
アフリカって暑いイメージありますものね。ウケそうですよね。。

・ユニークな野菜の栽培
色々あるよね。。。


2.未だ需要がないから当たり前な理由

 アフリカに行ったことがない人が大半の日本では、現地の人が何を求めているのか考えるのは非常に難しいと思います。感覚があまりにも違います。なので的外れなものになりがちです。フェスなんかより、インフラだったり食べ物だったり生きることに関わる、根本に近いことが先に欲しいに決まっています。娯楽にお金を使うほど、経済的に豊かではありません。

 「腐る程ある」アイデアが実現しないのは、現地に未だ需要がないからです。何年、何十年と先の話だと思います。市場ができるのを待つか、自分で作るしかありません。


僕もどんなものがいいのか、それこそ腐る程のアイデアを考えています。
ただ思うのは、ただでさえアフリカでアフリカ人とビジネスをするのですから、
複雑なビジネスではなく、シンプルなものがうまくいくのだろうなと思います。

ケニアでひたすらナッツを作った佐藤芳之さんとか、本当に尊敬します。
本、読み返すことにします。

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最近始めたきのこ栽培。地味に売れてるのよ。

歩き続ければ、大丈夫。---アフリカで25万人の生活を変えた日本人起業家からの手紙

【アフリカの水を飲んできて】アフリカに行ったことないのにアフリカで起業したい人が心配


こんにちは。スティーブです
アフリカ、ガーナで養鶏場を作っています。
先日アフリカ経験?が豊富な方とお話しした際に言われたことが忘れられません。
アフリカで起業するというのは、人様の土地でやるということを忘れないように戒めです。僕はアフリカの水を飲むどころか、井戸掘ってましたわ。

1.アフリカに行ったことないのにアフリカで起業したいという人が心配

 アフリカは課題とチャンスが混在しております。治安、感染症、インフラ、文化、距離。挙げたらきりがないほどの、大小あらゆるハードルが存在します。
しかし平均年齢は20歳台と若く、人口ボーナスを得られるのは確実。さらにインターネットという追い風を得て、今までにないほどの、単純な予測ができない成長が起ころうとしています。

そこに夢をみる人は、本当に熱い人だと思います。何かでかいことをやってやろう、苦しんでいる人々を救いたい。それぞれに胸にきらめく熱いものがある素晴らしい人だと思います。

ただ一度も行かずに「起業したい」はという人が少し心配だ、と。僕もそう思います。
きっと、「がっかり」するからです。

2.僕らの欲しいと彼らの欲しいはやっぱり違う

 期待を胸に、初めてアフリカの地(広くて失礼)を踏む。初っ端空港でガードマンに賄賂をせびられ押し問答、空港を出たらすぐさま熱気に包まれる。食事は口に合えばラッキー。マーケットを歩けばお金を子供にギミマネーとついて回られる。
 いろんなものを見て回るとそこで気づくことは色々なものが「ない」ということ。
アイデアの種、あったらいいなというものを見つけるのは非常に容易。こういうことをやったら面白いのではないか?自分のスキルを活かせるのではないか?

アイデアを現地の人に提案するとどうなるか?

まず受け入れてもらえないと思う。
それは彼らが欲しいことと、僕らがやりたいことが違うからだ。
僕も最初養鶏場を作ろうとなる前は違うことをやろうとしていた。
提案すると、彼らの答えはNOだった。そしてそれは正しかったと思う。
今のアフリカに必要なものは、現地の人が詳しいに決まっている。

自分のやりたいことと、彼らが欲しいこと、その違いにがっかりする。
無理に自分のアイデアで進めても、現地の人がついてきてもらうのは非常に難しいだろう。
中にはアフリカに行く前に退路を断っている人もいる。
やりたいことが受け入れてもらえない。その時のショックは計り知れないと思う。

3.別にアフリカに行かなくても幸福な人生はある

 アフリカに魅力を感じて、行ってみようと思ってくれることをアフリカ人は非常に喜んでくれる。僕も嬉しい。ただ、アフリカでの起業に人生賭ける、みたいなことはアフリカを知らないで言うのは早すぎる。別にアフリカに行かなくても日本で面白いことはいくらでもある。いきなり全ての退路を断って、アフリカに行く必要はどこにもない。アフリカでも日本でも、幸せに生きることは可能だし、日本人の自殺率とか考えたらアフリカ人が不幸ということもないんじゃないかと思う。

「アフリカの水を飲んだものはアフリカに帰る。」
ということわざがあるそうだ。過去の渡航ではペットボトルのミネラルウォーターしか飲んでいないが、どうやらそれも「アフリカの水」に数えるらしい。
汗かいて、しこたまの水を飲んで帰国し、また行きたいなと思ったらそれはアフリカに呼ばれてるということだと思う。

たくさんの仲間が、アフリカで成功することを祈っております。

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水飲むどころか、井戸掘ってましたわ。

「アフリカ」で生きる。ーアフリカを選んだ日本人たち



【コクヨの黒曜石が超便利】クラファン報告会開催!皆様ありがとうございました!!


こんにちは。スティーブです。

以前にガーナに井戸を作るというクラウドファンディングさせて頂きました。
その報告会を渋谷にて開催しました。
自分で企画して、人前で喋るというのは全てがプラスでした!
そして、コクヨの黒曜石はプレゼンをする全ての方におすすめです。
ちなみに前のクラファンはこれでございます↓

camp-fire.jp

1.支えられてることの認識、新たな縁

 今回はクラウドファンディングをしてくださった方への感謝という趣旨で開催させて頂きました。なので顔見知りの方が多かったです!普段なかなか会うことができない方も駆けつけてくださいまして、本当に嬉しかったです。多くの人に支えられて、やってこれてるなと改めて実感いたしました。

 また今回は支援者でない方も参加してくださいました!アフリカに関心を持っている方や、すでにビジネスを初めている方とお会いできて、新たな縁にも恵まれました!
私がすこーしだけで関わらせていただいた「アフリカ」で生きる手にとっていただけて嬉しかったです。

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どやな感じで喋る私。

2.喋る準備でまた成長

 今回の報告会で準備したスライドは、写真中心に80枚ほど。人前で、1時間程度通しのスライドを0ベースで作るのはとても良い経験でした。必要な知識を調べたり、こういう話を入れたら楽しいのではないか、と構成を試行錯誤することは楽しくも成長を感じました!
 また終わった後に「プレゼンうまいね」と声かけてもらえたりと嬉しいことづくしでございました。

3.指輪型プレゼンター黒曜石が安くて超便利。

 今回人前で喋るということもありまして、いわゆるプレゼンターが欲しいと思っておりました。そこで噂に聞いたフィンガープレゼンター黒曜石(コクヨ)なるものをゲットしました。

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これです。普通のプレゼンターは電気屋で6000〜7000円とまあまあなお値段。
ポインタいらなければこれがおすすめです!

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こんな感じにつけます。軽くて、両手が空くので本当に喋りやすいです!
注意点は
・側面にある電源の切り忘れ→真っ黒なので忘れがち
・小さいので無くしそう。
・黒いので余計無くしそう。

 

 

まとめ

皆様の期待にきちんと応えられるようにガーナでもうひと頑張りしてきます!
今回、お越しいただき本当にありがとうございました!
また黒曜石も買ったことなので、
これからどんどん喋る仕事もして行きたいと思います。
次の開催を考え中です。アフリカって課題とチャンスが混在してる、
面白いということを伝えられればいいかなと。

ありがとうございました!

コクヨ パワポ操作用 フィンガープレゼンター 黒曜石 ELA-FP1

 

「アフリカ」で生きる。ーアフリカを選んだ日本人たち

【祝!アフリカで生きる発売!】本に寄稿させていただきました!

こんにちは!
スティーブです。

先日ちらとお知らせさせていただいた通り、
ありがたいお話をいただきまして本に寄稿させていただきました。
「アフリカ」で生きるーアフリカを選んだ日本人

https://www.amazon.co.jp/dp/4778203801

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4月20日(木)発売でございます!

僕が寄稿した内容は、このブログに少し毛の生えた感じかもしれませんが
一生懸命書きました笑 またアフリカ諸国で活躍する諸先輩のお話も盛りだくさんです。本の中では車買うより〜とか言ってますがこれは僕がお金ない&会社から車の貸与があるので浮いたお金です笑
しかし養鶏場作ることで得た経験は本当に貴重でした!
その価値を考えたらこの先どうなっても損じゃない気がします!


僕なんかまだ全然ひよっこなんですが、がむしゃらにやって行きたいと思います!

ありがとうございます!

 

布屋のおばちゃん!ガーナの布でバッグを作ってもらったよ!

こんにちは。
スティーブです。


先日ガーナに行った際、実は布を買ってきました。
アフリカや、ガーナは結構色彩豊かな布が多くてですね。
それを知人の方にプレゼントいたしました!
そうしましたらそれを嬉しいことにバッグにしてくださいました!
デザインがいいのか布がいいのか結構イケてます。どっちもですかね!!

1.布屋のおばちゃんはタフだった

これが布屋のおばちゃんでございます。
もともとは結構大きな布なのですが、それを4分の1で切って売ってくれと
言われたら普通に断られました。多分日本人だからだと思います笑
ハーフサイズならOKということでしたおばちゃんの商魂に負けまして。

価格は130ガーナセディ(3300円くらい)
この笑顔は交渉成立の証拠なのであります。
今度来るとき、日本からお土産を持って来てくれと言われましたー。
んー、何か手頃なものがあったら持って行きますかね!

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2.デザインの力!おしゃれなカバンに大変身!!

この持ち帰った布は僕はどうすることができません。
なので知り合いにお渡ししました。
するとなんと立派なカバンに変身させてくださいました!!

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じゃん!

持って帰って来たときはただの布でしたが、
デザインの力でこう形になるとやはり嬉しいですねー!!
柄もなんかいい感じです!気軽に使えそう!

こちらのバッグ、今度開催させていただく報告会に持って行きたいと思います!
と宣伝させていただきますー笑
以下詳細です!ガーナの話と名物料理フフとを是非一緒に!

【日時】6月22日(木) 19時30分〜22時 途中入退場可
【場所】多国籍レストランyinega(渋谷駅から徒歩7分)http://yinega.wixsite.com/yinega

【参加費】
・3000円(ガーナ名物料理フフ 他とドリンク)
 下記サイトからチケットの購入をお願いいたします。
 https://t.livepocket.jp/e/fp8pm
(定員40名)

【当日】
・一時間ほどスライドを使って活動報告、
その後名物フフ含むアフリカ料理を楽しみながら皆様と交流できればと思います!

 
触れてみたい方、ぜひ会場にお越しくださいませ!

読んでいただきありがとうございました!